「イラストは上手いけれど、実際に販促物として使いやすいだろうか」
イベントポスターや展示会のメインビジュアルを依頼する際、そんな不安を感じたことはないでしょうか。
イラストそのものは魅力的でも、
・タイトルを載せる場所がない
・文字を配置したら絵の魅力が隠れてしまった
・遠くから見ると何のイベントかわからない
・完成後に大きな修正が必要になった
といった問題が起こることがあります。
もちろん、イラストの完成度は大切です。
しかしイベントポスターや展示会ビジュアルでは、「上手いイラスト」であることと同じくらい、「使いやすいイラスト」であることも重要だと私は考えています。
今回は、企業案件サンプルとして制作したティラノサウルス展のメインビジュアルを例に、私が考える「使いやすいイラスト」についてご紹介します。
目次
⚫︎使いやすいイラストとは何か
私が考える使いやすいイラストとは、
「企画の目的を達成しやすいイラスト」
です。
例えばイベントポスターなら、
・人の目に留まる
・イベント内容が伝わる
・タイトルや情報が読みやすい
・様々な媒体へ展開しやすい
といった役割が求められます。
そのため私は、完成した一枚絵としての魅力だけでなく、その後どのように使われるかも意識して制作しています。
⚫︎タイトルや情報を載せるスペースを確保する
イベントポスターには、
・イベント名
・キャッチコピー
・開催期間
・会場情報
・主催者情報
など、多くの情報が掲載されます。
そこで今回のティラノサウルス展のサンプルでは、主役の恐竜を大きく配置しながらも、タイトルやキャッチコピーを配置できる余白を意識して構図を設計しました。
完成したイラスト単体では少し余白が多く見える場合でも、実際のデザイン作業まで考えると、その余白が重要な役割を果たします。
⚫︎遠くから見ても伝わることを重視する
駅や商業施設に掲出されるポスターは、数秒で見られることがほとんどです。
細かな描き込みをじっくり鑑賞する前に、
「何のイベントなのか」
が伝わらなければなりません。
今回のサンプルでも、ティラノサウルスのシルエットが一目で分かることを意識しました。
まず目に留まり、その後で内容に興味を持ってもらう。
そうした視認性も、販促物では重要な要素だと考えています。
⚫︎媒体展開を見越して設計する
イベントや展示会のビジュアルは、ポスターだけで使われるとは限りません。
実際には、
・Webサイト
・SNS告知画像
・チラシ
・館内パネル
・プレスリリース資料
など、様々な媒体へ展開されることがあります。
そのため私は、完成した一枚絵としての見栄えだけでなく、その後の活用しやすさも意識して制作しています。
今回のティラノサウルス展のサンプルでは、復元したティラノサウルスと骨格標本をそれぞれ独立したモチーフとして制作しました。
これにより、ポスター用のメインビジュアルとして使用するだけでなく、
・ティラノサウルス単体をSNS告知に使用する
・骨格標本のみを展示解説パネルに使用する
・Webサイト用のバナーに再構成する
といった展開も行いやすくなります。
イラストは完成した時点がゴールではなく、その後どのように活用されるかも重要です。
私は企画や掲載媒体に合わせて、イラストをより活用しやすくする方法も意識しながら制作を行っています。



⚫︎完成後の大きな修正を減らす
イラスト制作で発生しやすいトラブルのひとつが、
「思っていたイメージと違った」
という認識のズレです。
このズレが完成後に発覚すると、大きな修正が必要になる場合があります。
そこで私は、
・大ラフ
・カラーラフ
・清書
と段階を分けながら制作を進めています。
大ラフでは構図や情報配置を確認し、カラーラフでは色味や雰囲気を確認することで、早い段階で方向性を共有できるようにしています。





⚫︎企画の目的から逆算して考える
同じ恐竜のイラストでも、
・学術展示
・親子向けイベント
・企業キャンペーン
では求められる表現が異なります。
今回のサンプルでは、親子向けの特別展を想定し、
「子どもが思わず見たくなる迫力」
「保護者にも内容が伝わる分かりやすさ」
を重視しました。
私はイラストを、企画の魅力を伝えるための手段だと考えています。
そのため制作の際には、まず企画の目的やターゲットについて確認し、それに合わせた見せ方を提案しています。
⚫︎イベントポスターや展示会ビジュアルのご相談について
イベントポスターや展示会のメインビジュアルでは、イラストの完成度だけでなく、その後の使いやすさも重要になります。
私は構図や見せ方の段階から、企画内容や掲載媒体に合わせたご提案を行っています。
「ポスターに使いやすいビジュアルにしたい」
「展示会の集客につながるメインビジュアルを作りたい」
とお考えでしたら、ぜひお問い合わせください。
企画内容やターゲット、ご希望の掲載媒体を共有いただければ、目的に合わせた構図や表現方法をご提案いたします。
まずはお問い合わせフォームより、お気軽にご連絡ください。
企画の魅力がより伝わるビジュアルづくりをサポートいたします。





